味見

日常


ブログに書く文章というと

「ブログに書いちゃうほど熱い想いなのかあ」と気がしてなんにも書けなくなってしまう


実際にはネットに並べた言葉ほど軽いものなんてないと思う


紙にして出版するわけでも、ましてや誰かに向けて直接発信された言葉でもない(ネットでも論文みたいな例外もあるかもしれない)


匿名性で、誰に発信するつもりでもなくなんとなく並べられた言葉、もちろん推敲なんてしない


それでも、全国どころか全世界に発信されているのはとても変な気分だ

それを思い出して急に恥ずかしくなってしまうのだ


「おい、お前の文章も思考回路もめちゃくちゃだ」と頭の良い人間に肩を掴まれた気分になる

実際に今も掴まれている気分だ


学校は間違えても良い場所だったけど、社会に出ると急に許してもらえなくなる


私刑というやつだろうか

ネットを頻繁に利用するようになってから、特定行為を当たり前の様に目にして怖い

ひどい時は住所や学校や会社まで晒されている

うかうか間違うこともできない


そういう人間は家で鍵付きの日記帳にでも気持ちを認めれば良いと思われるかもしれないが、鍵付きの日記帳なんて案外簡単に見つかるもので

旦那という最も身近な存在に頭の中を覗かれる方がだいぶ怖い


話がまとまらなくなってきた

言葉に重いも軽いも無いのかもしれない

熱量とかそういうものかもしれないなあ


最近、暖簾に腕押しという感じで日常がひどく味気ない